心得

セフィーロ

「みなさんお元気ですか?」
懐かしい台詞と感じた方も少なくないと思いますが、この台詞は1988年(昭和63年)に日産セフィーロのCMに出ていた井上陽水さんのアドリブです。なかなかシュールなCMでしたが、昭和天皇の容態悪化に伴いクレームが殺到し自主規制をしたため、この「みなさんお元気ですか?」の台詞は消されてしまいました。
何故いきなりこのようなことを言っているかというと、朝は家族や友達、同僚などに「おはよう」と声を掛けますよね。そして昼を過ぎて会った人には「こんにちは」夜は「こんばんは」と挨拶をします。では、久々に会った人や、たまに電話でしか話さない人には何と声を掛けますか?恐らく「お元気ですか?」だと思います。
そこで、この「元気」についてお話をしていきます。私は「元気=げんき」を、「元気=もとのき」と考えています。イメージとしては、一人ひとりのコップがありその中には、珈琲やジュースでは無く「気」が入っています。朝起きたときはコップの渊まで入っていて、(人によっては表面張力で溢れそうになっている人も)一日を過ごす中でその「気」を使います。先ず、起きてから「今日の天気と気温は?」と天の「気」を伺います。そして、服装を「気」にします。そして、学校や会社へ行くのに「気をつけていってらっしゃい」と言われ外に出ます。これだけでも、コップの中身は少しずつ減っていきます。
ここから一日の流れを書いていると、とてつもなく長くなるので中略させていただきます。
そして、夜寝ている間に体力と共に「気」を「もとのき」まで戻して次の日に備えています。これが赤ちゃんだとどうでしょう?赤ちゃんはコップの大きさが小さいため、「無邪気」な笑顔で使い果たして、すぐ寝てしまいます。また、中学生くらいだと「血気盛ん」になり反抗期を迎え、高校生くらいになると「色気」づいた思春期を迎え、大学生になると夢に向かった就職活動で「やる気」満々。そして大人になり、立派な忍者になると「殺気」を殺して活動しています。たまにはコップの中身が空になり病気になったりもします。そんなときは神社に行って参拝をします。「二礼二拍手一礼」の「拍手」は両手が空になってます(下心はありません)と言う意味ですが、脳科学的には風船が割れて「気」が「ハッ」とするのと同じように、拍手をすることで自分の「気」を神前に持ってきて集中するという意味があるそうです。
こうして、生まれた時から終焉までのあいだは常に「気」を使っています。
そして、ここまで書いてきた「気」にも2種類あります。、中が〆の「気」はエネルギーを外に出さない意味があり、中が米の「氣」はエネルギーを放出し、八方に広げるという意味があるそうです。
これを読んでいるみなさんは「気」or「氣」のどちらを使っていますか?
本氣でこの「氣」の話をするともっと長くなってしまうので今回は短くしたため、とりとめない文章になってしまいましたが、氣になさらないでください。
この話を氣長に聞いてくださる方がいらしたら、ご連絡お待ちしています。
井上陽水さん風に。「みなさんお元氣ですか?失礼します。」

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